連合農学研究科長の木村賢一教授が「世界で最も影響力のある研究者トップ2%」にランクイン

掲載日2024.10.09
ニュース

スタンフォード大学と科学出版社であるエルゼビア社が、2024年9月17日に更新?発表した世界のトップ2%の研究者を特定する包括的なリスト「標準化された引用指標に基づく科学者データベース」に、連合農学研究科長で農学部応用生物化学科の木村賢一教授が、career-long(生涯)の区分にて選出されました。このリストは、世界最大級の抄録?引用文献データベースScopusに基づいて、22の科学分野と174のサブ分野に分類され、少なくとも5つの論文を発表している世界中の科学者を対象とし、single recent year(単年)とcareer-long(生涯)の区分で、それぞれ上位2%が掲載されているものです。

木村教授が本リストに選出されたことは、同教授の長年の研究が世界的に高い評価を受け、その分野における学術の発展に大きく貢献していることを示しています。中でも、特に岩手県を中心とした1130種の天然資源抽出物から見出した、久慈産琥珀や山菜のモミジガサ(シドケ)の生物活性物質の「ケミカルバイオロジー」研究では、「Iwate」と「Kuji」を世界に発信すると共に、前者は、2015年に化粧品として開発して地域経済にも貢献しています。

木村教授のコメント
今回の結果は、民間企業在籍中を含め、岩手大学と教職員の皆様方から多大なるご協力をいただき、天然物生化学研究室の学生たちと国内外の300名を超える共著者たちと共に、現時点で143報の英語原著論文を出せたお蔭であり、この場を借りまして心から感謝申し上げます。また、同時に連合農学研究科(博士課程)の教育?研究力も、世界に誇れるものであると考えています。

本件に関する問い合わせ先
農学部  応用生物化学科  教授 木村賢一
019-621-6124
kimurak@iwate-u.ac.jp