岩手大学平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーや講演会等を定期的に開催しております。
今回、平泉文化セミナー第77回例会を以下のとおり開催しますので、ご都合のつく方は是非ご参加ください。
bet36体育在线_365体育手机版-投注|备用网址6年10月12日(土) 13:30~15:00
岩手大学教育学部1号館2階 E21講義室
平泉における浄土空間の演出~無量光院跡と舞台遺構~
平泉文化遺産センター館長補佐 島原 弘征 氏
無量光院跡は奥州藤原氏三代秀衡が宇治の平等院鳳凰堂をモデルに造営した浄土庭園を有する寺院の跡である。2011年の発掘調査で、阿弥陀堂のある中島東端から舞台遺構が確認された。
『当麻曼荼羅』には、阿弥陀三尊が坐す島の正面に舞台状の「せり出し」があり、無量光院跡の舞台遺構は「せり出し」を表現したものと考える。本セミナーでは、前述の舞台遺構を始めとする無量光院跡の庭園遺構を紹介しながら、浄土空間の再現?演出について考えてみたい。
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