岩手大学平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」の構築を図るための一環として、平泉文化セミナーを定期的に開催しております。
今回は、平泉文化セミナー第68回例会として下記により開催しますので、ぜひご参加ください。
参加費は無料です。なお、今回はzoomを使ってオンラインでも同時開催します。
1.日時
2022年11月26日(土) 13:30~17:00
2.会場:岩手大学教育学部E21講義室
3.内容
発表者:石黒ひさ子氏(明治大学兼任講師、岩手大学平泉文化研究センター客員准教授)
演題:泉州安渓下草埔冶鉄遺址出土の墨書陶磁器について
概要:泉州安渓下草埔冶鉄遺址は2021年に登録された世界遺産「泉州:宋?元時代の中国における世界の
エンポリウム」の構成遺産の一つである。
これは泉州の2020年世界遺産再申請のため追加された構成遺産で、宋元時代の製鉄遺跡である。
2021年にこの遺跡の考古学発掘報告書が刊行され、墨書陶磁器の出土が判明した。墨書陶磁器は
平泉の柳之御所等でも出土があり、出土文字史料として重要である。
古代中国には什伍の制度があり、宋時代には保甲制が存在した。泉州安渓下草埔冶鉄遺址出土の
墨書陶磁器には「伍」字があり、これは南宋時期に保甲制度から変化した保伍を示すものと考え
得る。この事例から出土文字史料としての墨書陶磁器の可能性を考えたい。
【Zoomによるオンライン開催のリンク】
https://us04web.zoom.us/j/76779703288?pwd=RgFYNVFRRUnuEfg5M62liI06wMOBtv.1
ミーティングID: 767 7970 3288 パスコード: 666888
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